この「ちきゅうサンダル」というワラーチのテーマの一つは、特別な知識やスキル・経験が無くても、誰でも手軽に作れる簡単構造のワラーチであることです。
紐もソール(サンダル底)も、簡単に分解できるので、汚れたり紐が擦れてもすぐに洗濯や交換が自分で自由に出来ます。サンダルの紐の足への締め具合(フィッティング)が自分で出来ます。
ランやお出かけ前に、ちょっと気になったから、今日の気分に合わせた色にしたいから、さっとワラーチの紐を自分で交換する、と言ったことができます。
走っている間に、簡単に紐の締め具合の調整も自分で出来るのです。誰か特別な人やショップ・会社に頼らなくても、自分で簡単にワラーチ作製やケアができます。
また、紐の結び方は、できるだけ足を軸にしてシンメトリックに設計することで、作りやすく丈夫で、かつ、その後も作り方を憶えていやすくしています。ぜひ、あなたがあなた自身のオリジナルワラーチを作るベースにしてもらえたらと思います。
ワラーチ作りやワラーチの履き方・使い方の素敵なところは、唯一の正解やルールは無いことです。下で紹介している作り方と違っても、全く問題ありません。ぜひ楽しんで作って貰えたらと思います☺️。
特徴
紐が「 X 」形で足の甲を覆うので安定性が高い
ちきゅうサンダルTypeB2-1では、紐が「X」の形で足の甲を覆います。このため、単純な構造にもかかわらず、細い紐や緩い紐でもサンダルの履き具合に安定感があります。
余分な紐が少ないので気持ちいいですし、川や海等に入ってもサンダルの安定感が他のワラーチより高いです(ぶかぶか感が少ない)。また、専門家に頼らなくても簡単に紐の締め具合を調整できます。
紐が自然に足の第一中足骨に沿う構造
ちきゅうサンダルTypeB2-1では、複雑な構造無しに、紐が足の第一中足骨に沿うことが出来ます(個人差があります)。
サンダルの作り方(右足)
右足1 完成写真
右足2 完成写真 サンダルのみ
右足3 道具一覧
左から、
- ソール(サンダル底)を切り取るハサミ、
- 紐の切れ目を炙って固めるためのライター、
- 足の形をソール(サンダル底)の上に描くためのペン、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使う下敷き、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使う穴開けポンチ、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使うハンマー
- ソール(サンダル底)裏の紐を保護するためのテーピングテープ
右足4 材料一覧
左から、
- ソール(サンダル底)(材料は何でも可。この写真ではビブラムソールの6mm厚)
- サンダル紐 x 2(材料は何でも可。この写真では4mmのパラコード。長さは、足の長さが25cmくらいまでなら、紐の長さは大体1本140cmくらい。※個人によって異なりますので長めにしておいてください。)
ワラーチのソール( サンダル底)は、「プレカットソール」という、既に大きさや穴の位置が決まっているソールは使わないことをお勧めします。足に合わないことも多いです。ソール用の板を切って、自分の足に合わせて自分で作るのが一番良いです。
右足5 紐の端の処理
紐の端がほつれないように、処理をしておきます。化繊のパラコードは、ライターで炙って端を溶かして固めると良いです。この時、写真のように紐を上から垂らし、ライターの炎を下から炙る様にすると、紐の溶けた切断面が、重力できれいに丸くなります。
右足6 サンダル底を作る
足の形に合わせて、ソール(サンダル底)を描き、切り取ります。下の図のように穴を開けます。
既にワラーチのソール(サンダル底)を持っている人は、それに穴を追加するだけでも大丈夫です。
右足7 紐結び開始
まず、写真のように紐を通します。紐は、左右の長さが大体同じになるようにします。
右足8 紐結び
写真のように、サンダル底に足を載せ、親指の左側の紐を置きます。
右足9 紐結び
写真のように、親指右側の紐を、左側の紐の上に置きます。紐が交差します。
右足10 紐結び
写真のように、紐をソール(サンダル底)のくるぶしに近い穴に通します。
右足11 紐結び
写真のように、反対側の紐を、ソール(サンダル底)のくるぶしに近い穴に通します
右足12 紐結び
両方の紐を踵の方に伸ばします。
右足13 紐結び
写真のように、二本の紐を交差させます。
右足14 紐結び
写真のように、二本の紐を、一回だけ絡めます。絡め方は、厳密にこだわらなくても大丈夫です。
右足15 紐結び
写真の様に、外くるぶし側の紐を、前の紐の下に通します。
右足16 紐結び
次に、内くるぶし側の紐を、写真の様にして前の紐の下に通します。
右足17 紐結び
先ほどの続きです。
右足18 紐結び
二つの紐をまとめて結びます。一重結びがお勧めです。これも、結び方にこだわる必要はありません。あなたが結びやすい結び方で大丈夫です。
右足19 紐結び
余った紐が長すぎたら、適宜切ると良いでしょう。紐の端は、2-3cmくらい余らせておくと良いでしょう。
右足20 紐結び
今後サンダルを履きだして、サンダルが足になじんでくるようになったら、紐の余りを徐々に短くしてゆくと良いです。
右足20、完了
これで完成です。あなたがサンダルを履き始めて、サンダルが足にフィットしてきたら、徐々に余分な紐の長さを短くしていきます。サンダルは、履き始めると足の形に合わせて変形します。また、サンダル紐は、長く履いていると伸びたり、また、洗濯することで縮むこともあります。
長い間履くことで、足の形に変形したソール。厚さ6mmのビブラムソールで、合計6時間ほどサンダルを履くと、ソールの形が足になじんできます。
右足21 紐の切断面の処理
左足21 紐の切断面の処理
紐の端がほつれないように、処理をしておきます。化繊のパラコードは、ライターで炙って端を溶かして固めると良いです。この時、写真のように紐を上から垂らし、ライターの炎を下から炙る様にすると、紐の溶けた切断面が、地球の重力で引っ張られてきれいに丸くなります(パラコードの種類によっては、難しいものもあります)。
右足22 サンダル底裏の紐を、テーピングテープで巻いて保護する
右足19 ソール(サンダル底)裏の紐を、テーピングテープで巻いて保護する
ソール(サンダル底)裏の紐は、サンダルを履いていくと摩耗してきます。それを保護するために、テーピングテープで1〜2巻きします。サンダルを洗濯するときなど、このテーピングテープの摩耗具合に気をつけておき、テープが擦れてきたら適宜交換するようにすると、サンダルを長くはき続けることができます。
右足23 調整
下の写真のように、結び目を上下させることでも、サンダルの足への当たり具合を変えることが出来ます。
右足24 完成
作り方に決まりがないのもワラーチの良いところです。このサンダル「ちきゅうサンダル」は、意図的に構造を簡単にして、オリジナルサンダル開発のベースになるように設計してあります。是非、あなたなりのオリジナルワラーチを作っていって貰えたら嬉しいです。
サンダルの作り方(左足)
右足1 完成写真
左足2 完成写真 サンダルのみ
左足3 道具一覧
左から、
- ソール(サンダル底)を切り取るハサミ、
- 紐の切れ目を炙って固めるためのライター、
- 足の形をソール(サンダル底)の上に描くためのペン、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使う下敷き、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使う穴開けポンチ、
- ソール(サンダル底)に穴を開けるときに使うハンマー
- ソール(サンダル底)裏の紐を保護するためのテーピングテープ
左足4 材料一覧
左から、
- ソール(サンダル底。材料は何でも可。この写真ではビブラムソールの6mm厚)
- サンダル紐 x 2(材料は何でも可。この写真では4mmのパラコード。長さは、足の長さが25cmくらいまでなら、紐の長さは大体1本140cmくらい。※個人によって異なりますので長めにしておいてください。)
左足5 紐の端の処理
紐の端がほつれないように、処理をしておきます。化繊のパラコードは、ライターで炙って端を溶かして固めると良いです。この時、写真のように紐を上から垂らし、ライターの炎を下から炙る様にすると、紐の溶けた切断面が、重力できれいに丸くなります。
左足6 サンダル底を作る
足の形に合わせて、ソール(サンダル底)を描き、切り取ります。下の図のように穴を開けます。
既にワラーチのソール(サンダル底)を持っている人は、それに穴を追加するだけでも大丈夫です。
左足7 紐結び開始
まず、写真のように紐を通します。紐は、左右の長さが大体同じになるようにします。
左足8 紐結び
写真のように、サンダル底に足を載せ、親指の右側の紐を置きます。
左足9 紐結び
写真のように、親指左側の紐を、右側の紐の上に置きます。。紐が交差します。
左足10 紐結び
写真のように、紐をソール(サンダル底)のくるぶしに近い穴に通します。
左足11 紐結び
写真のように、反対側の紐を、ソール(サンダル底)のくるぶしに近い穴に通します。
左足12 紐結び
両方の紐を踵の方に伸ばします。
左足13 紐結び
写真のように、二本の紐を交差させます。
左足14 紐結び
写真のように、二本の紐を、一回だけ絡めます。絡め方は、厳密にこだわらなくても大丈夫です。
左足15 紐結び
写真の様に、外くるぶし側の紐を、前の紐の下に通します。
左足16 紐結び
次に、内くるぶし側の紐を、写真の様にして前の紐の下に通します。
左足17 紐結び
先ほどの続きです。
左足18 紐結び
二つの紐をまとめて結びます。一重結びがお勧めです。これも、結び方にこだわる必要はありません。あなたが結びやすい結び方で大丈夫です。
左足19 紐結び
余った紐が長すぎたら、適宜切ると良いでしょう。紐の端は、2-3cmくらい余らせておくと良いでしょう。
左足20 紐結び
今後サンダルを履きだして、サンダルが足になじんでくるようになったら、紐の余りを徐々に短くしてゆくと良いです。
長い間履くことで、足の形に変形したソール。厚さ6mmのビブラムソールで、合計6時間ほどサンダルを履くと、ソールの形が足になじんできます。
左足21 紐の切断面の処理
紐の端がほつれないように、処理をしておきます。化繊のパラコードは、ライターで炙って端を溶かして固めると良いです。この時、写真のように紐を上から垂らし、ライターの炎を下から炙る様にすると、紐の溶けた切断面が、地球の重力で引っ張られてきれいに丸くなります(パラコードの種類によっては、難しいものもあります)。
左足22 サンダル底裏の紐を、テーピングテープで巻いて保護する
サンダル底裏の紐は、サンダルを履いていくと擦れてほどけてきます。それを保護するために、テーピングテープで1〜2巻き、巻きます。サンダルを洗濯するときなど、このテーピングテープの擦れ具合に気をつけ、テープが擦れてきたら適宜交換するようにすると、サンダルを長くはき続けることができます。
左足23 調整
下の写真のように、結び目を上下させることでも、サンダルの足への当たり具合を変えることが出来ます。
左足24 完成
作り方に決まりがないのもワラーチの良いところです。このサンダル「ちきゅうサンダル」は、意図的に構造を簡単にしてあり、オリジナルサンダル開発のベースになるように設計してあります。是非、あなたなりのオリジナルワラーチを作っていって貰えたら嬉しいです。
お疲れ様でした! 早くサンダルを履いて外に出てみたいと思っていらっしゃるでしょう。
あともう一息、下の、安全ガイドにもぜひ、目を通してください☺️
慣れてきたら
ワラーチの素敵なところは、「紐やソールはコレ指定、作り方はコレ、走り方は〜」などと、決まりが無いところだと思います。
紐やソール、作り方をどんどん自分でアレンジして、楽しんで貰えたらと思います。
そして、気持ちも身体も軽くなって、元気になる人が日本中で増えてくれたらいいなと思います。
Have a happy sandal life!👣