ビブラムソールのようなゴム系ソールを使ったワラーチを作って履いていると、特に夏場、足裏に汗をかいて滑るのが気になることがあります。
また、雨が降ったとき、海や川に入った時に、ちょっとツルツル滑りがちに感じることなどもあります。そのような時の対策を、比較的簡単なものから紹介したいと思います。
まずは失敗例:バットの滑り止め
このような、野球用のバットグリップ滑り止めスプレー

一度、サンダルの足の接地面に塗ってみたことがありました。
サンダルソールが足裏に張り付き、確かに滑らなくなったんですが、まず、感触が気持ち悪かったです。そしてソールが足裏から極端に滑りづらいので、マメができました。
歩いたり走ったりするとき、足は人によってとても微妙に動くので、サンダルソールと足底は、ほどよく滑るくらいが1番良いと学びました。
また、サンダルを洗っても、このべとつきはなかなか取れなかったです。失敗でした。
滑り止めその1 ワラーチを洗う
ずっと履き続けたワラーチの場合ですが、単純に石鹸などの洗剤を使ってソールを洗えば、滑る原因になっている皮脂や汚れが落ちて、いい感じの摩擦感が戻ってくることがあります。一番簡単です。

滑り止めその2 滑り止めシートを貼る
ワラーチに滑り止めシートを貼ります。これも、入手のしやすさや使いやすさで色々なものがあります。また、ワラーチのソールの全面に貼る方法もありますし、一部分だけで良い方法もあります。
材料紹介
ワラーチの滑り止めシートとして人気なのは、こちら、浅草ゆうらぶさんから通販で買えるノンスリップレザーシートです。

このシートは、滑りすぎず滑らな過ぎず、そして滑るようになったら頑張れば剥がして使える便利ものだと思います。「ワラーチ 滑り止めシート」で検索すれば小分けでいろいろな人が売っています。
ゆうらぶさんから買うと、大きいです笑。ワラーチづくりのワークショップをやったり、ワラーチの材料を通販で販売しようとする方向けですね。

また、100円ショップなどで、コップの滑り止めなどを接着剤で貼って乾かすのもアリだと思います。



滑り止めシートの貼り方
ワラーチのソールの全面に貼っても良いですし、中足の部分に貼るだけだけでも充分役に立ちます。

中足部のみに滑り止めシートを貼るメリットは幾つかあります。
- 滑り止めシートが少なくて済む
- ワラーチを作り終わった後でも貼ることができる
- 滑り止めシートを張り替えやすい
- 指の部分と中足骨部分で滑り止めの度合いが違うため、足の指を鍛えることにつながる

中足部分に貼る場合の貼り方
滑り止めシートの上にソールを置きます。

ソールの上に足を置き、指の付け根、くるぶしの上辺りにマークをします。


滑り止めシートの上に、切断のための線を書きます。




線がかけたら切り取り、ソールに貼ります。


滑り止めシートは交換が必要です。
滑り止めシートは、いつまでも滑り止め効果が続くものではありません。摩耗するので、滑り止め具合は落ちてきます。
そのような場合、洗えばまた滑り止め効果は多少は持ち直します。また、それでも気になる場合には、張り替えたら良いでしょう。
その他
その他の滑り止め対策としては、ビブラムシートに焼きごてを使って滑り止めの線を描くとか(臭い)、専門業者に頼むとか(お金がかかる)、まあ、やりようはいくらでもあると思います。
