2024年の8月くらいから、ちきゅうサンダルの作り方を増やしました。ワークショップやイベントなどではこちらの作り方でやっています。
外見の違いはこんな感じです。
目次
従来型のTypeA
TypeA2
Type A とType A2の違い
ご覧の通り、違いは、「後ろ紐」の前紐への絡め方と、後ろ紐の素材を変えたことです。
Type Aでの後ろ紐の絡め方
(「前紐」は、水色の紐です。「後ろ紐」は、オレンジの紐です。)
右足用サンダルの作り方・ちきゅうサンダルの作り方02 – ちきゅうサンダル(地球サンダル)公式
ちきゅうサンダルの右足用サンダル作り方を、動画と写真で紹介しています。 あなたがサンダルを作り始めるときには、一度この記事を最後まで読み通して、作り方のイメージ…
Type A2 での後ろ紐の絡め方
(「前紐」は、水色の紐です。「後ろ紐」は、ベージュ色の紐です。)
Type A2では、後ろ紐に棉の紐を使うようにしています。
Type A2を作った理由
Type A2を作った理由は、ふと、ほとんどのワラーチで採用されているパラコードのような化学繊維の紐は、足の皮膚を擦りやすく、皮膚が弱い方やワラーチを履き始めた方には辛いこともあるのでは、と思ったことでした。
自作ワラーチを履いてもう5年くらいになります。いままではあまり考えたことが無かったのですが、自分が作り手側になり、他の方に自分の自作ワラーチを提供する立場になって初めて気がついたように思います。
そこでまた色々試行錯誤を重ねて出来たのが、足により優しいType A2です。
Type A2の特徴は以下の通りです。
- 後ろ紐の上に前紐を載せるようにしたので、前紐と足の甲の間に空間ができるようになった。こうすることで、前紐が足の甲を擦りにくいようにした。またこの絡め方だと、後ろ紐がより足にフィットしやすい
- ちきゅうサンダルは、個人個人の足に合わせてソール(サンダル靴底)を作るので、前紐と足の甲の間に空間が出来ても、前紐が指から外れる「すっぽ抜け」が起きづらいです。
プレカットソールト呼ばれたりする出来合いのワラーチ用ソールで、個人の足に合わない場合では、特に初心者の場合「すっぽ抜け」が起こることがあります。この状態では、歩き方や走り方がおかしくなり、その歪みが腰や肩などの関節痛の原因になることもあります。
- ちきゅうサンダルは、個人個人の足に合わせてソール(サンダル靴底)を作るので、前紐と足の甲の間に空間が出来ても、前紐が指から外れる「すっぽ抜け」が起きづらいです。
- 後ろ紐の素材を、化学繊維のパラコードではなく棉の紐にした。このことにより、足に接する部分の大きい後ろ紐が足の皮膚に優しくなった。
- タイプBに変えてからも毎日5kmくらい走っていますが、フォアフット走法で走っていることもあり、麵紐が擦れて切れると言うことはまだありません。
前紐には比較的硬めの素材であるパラコードを使うことにより、サンダルの型崩れがしづらく、サンダルを緩めに履いても初心者でも履きやすい様になりました。
硬い素材と柔らかい素材を組み合わせてより使い勝手を良くするというのは、日本刀の作り方のようで面白いと思いました(目的は全然違いますが笑)
ちきゅうサンダルに、作り方のルールは有りません。色んな素材・作り方で、楽しんで貰えたらと思います。